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慢性の痛み・脳梗塞後遺症・在宅ケアなど

鍼灸は数千年の歴史のある東洋療法の一つで、身体の状態を手で観察しながら、鍼や灸を施すことで身体の不調を整える治療法です。 マッサージも同様に身体の変化を手で察知して施しますので、専門的知識をもった国家免許所持者が行わないと効果はありません。


足のサンリーズ♪

■メンバー紹介 ■誕生編 ■第1話「明日に向かって」 ■第2話「旅立ち」 ■第3話「世界に一つだけの花」
■第4話「愛は勝つ」 ■第5話「白い巨塔」 ■第6話「吹田協会組」 ■第6.5話「デビュー?」 ■第7話「夢は捨てない!」
■第8話「出会いこそ奇跡」 ■第9話「なんでやねん合唱団」 ■第10話「全国大会デビュー!」
■第6話 「吹田協会組」
久しぶりの大舞台(?) 吹田鍼灸マッサージ師協会の20周年記念祝賀会。
1回目の吹田鍼灸マッサージ師会70周年と同様、阪口市長も医師会長も市議会議員の方々など、そうそうたるご来賓も来られる。

協会は、高齢者助成制度を吹田市と取り組んでいる団体で、やはり20年もこの制度を継続してこれたことに対し、
市の関係者や医療・福祉関係者等への感謝の気持ちを示さなくてはならない。

ミーティング。
「やっぱり、ありがとうってことやろねー今回は。」
「水前寺清子のありがとうってあったな~。」
「古いなー。」
いろいろ言ってるうちに、金ちゃんがみつけてきた V6の「ありがとうのうた」。
金ちゃんは、アニメおたくだけど、ジャニーズの歌も、よく知っている。
へーこんな歌あったん、いいねー、むつかしそうやけど、これにしよかー。
相変わらず、結構あっさりと決まる。

 早速練習開始。

 2回目の練習の時、佐野先生のお友達で
 元OSKのセリカさん(まちがいなく娘役)が参加してくれた。
 
 こんなプロの前でまた私達の歌を披露するのか…まーいいけど。

 玉を転がすようなセリカさんの歌声と、玉が砕け散りそうな私達の歌声
 部屋に響く。あっははは。

どこに出しても恥ずかしくない、ではなく、どこに出ても恥ずかしくないのだ、私達は、えへん
(セリカさん、あきれずに、また来て下さいね。)

3回目の練習は、たまたま場所が市民センターの大きな講堂みたいなところ。
佐野先生から「歌いながらあっちに行って」「向こうの端から大きな声で歌って」「両端に分かれて歌って」
かなり自由自在に厳しい指導をうけているうちに、
「この歩きながら歌うの雰囲気が出ていいわー。
本番でも、舞台から降りて歩き回って歌ったらいーと思うわ」とあたらしい提案が。

佐野先生、ただ私達をいじめて楽しんでいたわけじゃなかったんですね。(冗談です)
でも、またまた、そんな難しいことやって、大丈夫かなー。

「ありがとうのうた」もめどがついてきて、あと1曲何かしようということになり、
ひろぴーのカラオケ十八番のKINKI KIDSの「フラワー」に決まった。
本当に、すっかりジャニーズづいてきたなあ。

寸劇は、「ありがとう」をテーマに、ひろぴーが考えてきた。
あっさりとよくできているが、何か物足りない。

私達は、前回の「白い巨塔」で、既にただのコーラス部ではなく、
歌い、演じ、踊る、劇団へと進化しつつある。
あまり淡白な内容では、観客も満足しないだろう。(?)

「やっぱり、新撰組かなあ~。」とひろぴー。
またここからメール会談が始まった。

あーでもない、こーでもない、ってやってるうちに、
なんかとってもいいシナリオができてきた。

潤ちゃんいわく、「ひろぴーの言いたいことが、はじめてわかってもらえる
シナリオとちゃう?」

確かに。
ひろぴーはいつも人の3歩ぐらい前を歩いているので、そのイメージの理解が大変なのだ。
でも、今回は、うまくいきそうな気がする。
ひろぴーは、インターネットで新撰組のハッピも取り寄せた。

一方、私達が、寸劇のことで、ごちゃごちゃしている間に、佐野先生は、「フラワー」のコーラスのことを
あれこれ考えて下さっていて、「この、かなわない夢はないんだ のところは、ひとりずつソロで、
適当に音程も自分で考えて歌っていこーか。じゃ、やってみよー!!」
?????!!!!!
なんのこっちゃ。

最初は、みんなが同じように歌ってしまうので、ただの繰り返し7回になっていたけど、これまた練習、練習。

ひとりひとりリズムや音程を変えて、かなわない夢はないんだ を表現するのだ。

金ちゃん、切ちゃん、千明 となんとかつながって、ひろぴー、福ちゃん、潤ちゃんは特訓になった。
とくにひろぴーは猛特訓だった。力ちゃんは、いつものボケセリフなので問題なし。
次々にレベルアップを要求されるサンリーズなのだ。

本番が近づくにつれ、緊張感がでてきた。
「ありがとうのうた」で、舞台からおりてテーブル席の間を自由に歩く、なんて、実際できるんだろうか。
足が震えてこけちゃんじゃないだろうか。
あまり自信がなくなってきたので、舞台からおりるタイミング、歩くコース、戻り方まで、
全部決めておいた。
これで何とかひと安心、あとは本番を待つのみとなった。

平成16年6月20日 吹田鍼灸マッサージ師協会創立20周年記念祝賀会本番。

また途中で帰ると言われていた阪口市長が最後まで残ってくださっている。
やはり、出番を待ってくれているのだ、と勝手に良いように思っておこう。
佐野先生が舞台の影でハッピを着てキーボードの前に座っている。
お付き合いありがとうございます。
それでは、シナリオ、スタート。

協会20周年記念特別番組「吹田協会組」  テーマ曲担当:ジョン・健・ヌッツォ(テノール)

               

ナレーション(中川) 「足のサンリーズ、プレゼンツNO6、新撰組編です。どうぞ!!」
             (入場にあわせて)「電気屋さんの大売出しではありません。
              そして、全くのフィクションです。ご了承ください。」
             (舞台に上がったら)「時は、今を去ること20年前、吹田協会組は、
              高齢者助成制度をつくるため、奔走していた。」
廣野    「トシ、この高齢者助成制度を決めるためには、業界の皆が一致団結しなくちゃだめだ。」
金光    「そのとおりだ、近藤さん。」
中川    「でも・・・近藤先生、今日も吹田奉行所の乾さんとやりあって、
        またけんかになっちゃいました。」
切石    「近藤先生、私もあちこちの施術所へ趣意書をもって周りましたが、反応はもう一つです・・。」
廣野    「・・・俺は、確かに百姓の出だ。が、だからこそ、武士よりも武士らしく、もとい、
        鍼灸マッサージ師よりも鍼灸マッサージ師らしく生きると決めた!
        しかし、俺も会津藩からいつ除名になるかもしれない。」


金光    「で、どうするつもりだ?除名されたら、
       もう吹田協会組を離れるつもりか?」
廣野    「そもそも俺は・・・」
金光    「(かぶせて)俺は決めてるぜ。俺は、
        ここ吹田の地に骨を埋める覚悟だ!!」
廣野    「トシ・・・。」

金光    「近藤さん、忘れたのか。おれたちは、この国を守る、もとい、この吹田の民を
        守っていくために吹田協会組を作ったんだろう!
        確かに道は険しいが、この制度を認めてもらう為なら、俺は毎日だって奉行所に
        直談判に行ってやる!」
北川    「そうですよ近藤先生、私も命ある限り先生について行きます!」
中川    「私だって、ついていきます。みんなでやれば、きっとできます!」
切石    「やりましょう、近藤先生。」
福田    「頑張りましょう、近藤先生。」
三好    「かなわない、夢は、ないんだ、近藤先生。」(←あの口調で。)
全員    「かなわない夢は、ないんだ!」

ここで、「フラワー」を歌う。

僕らは愛の花咲かそうよ 苦しいことばっかりじゃないから
こんなにがんばってる君がいる かなわない夢はないんだ

上手くいかない やる気も起きない そんな毎日
ヘコむ時でも朝はやってくる 僕を待っている
眠い目をこすり光をあびたら 太陽がまぶしい もうすぐ夏がやってくる

僕らは愛の花咲かそうよ 青空 ひまわりのように強く
小さなことでクヨクヨしてた 昨日の僕にサヨナラ

僕らの愛の花咲いた時 みんなで喜びをわかち合おう
こんなにがんばってる僕もいる 一緒に夢をかなえよう

ララララ ララララ ・・・・

    こんなにがんばってる君がいる かなわない夢はないんだ(金ちゃんソロ)
    かなわない夢はないんだ(切ちゃんソロ) かなわない夢はないんだ(千明ソロ)
    かなわない夢はないんだ(ひろぴーソロ) かなわない夢はないんだ(福ちゃんソロ)
    かなわない夢はないんだ(潤ちゃんソロ) かなわない夢はないんだ(力ちゃんボケ?)
    かなわない夢はないんーだ~~~(全員)
     
廣野   「よ~し。皆の気持ちはわかった!
       俺たちは、吹田の民のために、かならず高齢者助成制度を完成させよう!」
皆    「オー!」
ナレーション(中川) 「そして、時は過ぎ、今は2004年6月…」
金光   「近藤さん、見ろよ。今日は市長も医師会長も、こんなにたくさんの人が来てくださっている。」
廣野   「あれから20年か。早いものだな。
       ここまで制度が続けられたのも、みなさんのおかげだ。ありがたい。」
金光   「ところで俺たち、結構長生きだな。」
廣野   「あたりまえだのクラッカーだ。新撰組は時代の波にのまれ、はかない命だった。
       だが、新撰組死すとも、吹田協会組は死なず。
      わが吹田協会組は、…永遠に不滅です!
皆    「オー!」
廣野   「というわけで!!皆さんに感謝しましょう!」
金光   「20年前、この吹田方式を作られた大先輩の先生方、
       吹田市民の福祉に対して常に取り組んでおられる吹田市役所の方々に、
       あらためて感謝を申し上げたいと思います!ありがとうございました!」
北川   「そして、今日までこの制度を支えてこられた先生達、関係各位、吹田市民の方々、
       ありがとうございました!」
中川   「これからもこの素晴らしい吹田方式を継承していくとともに、私たちも
       吹田市の福祉の一端を担うんだという偉大な先人達の気概こそ忘れてはいけないと
       胸に刻んでおきたいと思います。」
廣野   「皆様ありがとうございます!」
切石   「阪口市長、ありがとうございます!
三好   「神様、仏様、ありがとうございます!」
福田   「御先祖様、ありがとうございます!」 このへんから順次舞台からおりて所定の位置につく。
廣野   「お天道様、ありがとう!」       (会場を囲むように)
金光   「大空と大地よ、ありがとう!」
北川   「水も空気も、ありがとう!」
中川   「動物も植物も鉱物も、ありがとう!」
切石   「仲間たち、すべての人たちありがとう!」
三好   「ありがとう、浜村淳です。・・・聞いてください。ありがとうのうた。」

ここで、「ありがとうのうた」

花が芽吹く姿とか 変わりゆく街だとか 
ずっと気にとめないでいた 気にかける余裕もなく
僕は少し 疲れてたかな 君がいてくれて 救われたんだ

ありがとうの言葉が今 そっと僕らを包むだろう 
それはほんのささいなこと僕は見つけられたよ

視線が合うそれだけで 声がするそれだけで 
今日を生きてて良かったと心から思えるんだ
君の笑顔 大切でした・・・

ありがとうという言葉を 一度いうだけで笑顔が 
あふれて幸せが咲くアイを込めてありがとう

ありがとうと言わせて欲しい たとえば何年たっても 
きっと変わらず僕はまだ今日を覚えているよ

ありがとうの言葉が今 そっと僕らを包むだろう 
それはほんのささいなこと僕は見つけられたよ

ありがとうの言葉たちが こんなに優しくさせるよ 
笑ってシワを増やして日々を重ねていこう
僕はー見つけーられーたーーー

ひろぴー、千明のソロの時、間違えてかぶってきた
途中で気づいたけど、それであせって自分の番の時、
あんなに一生懸命特訓してたソロ、ずっこけて、、、
もう、笑わせてくれるよなあ。

「ありがとうのうた」の時は、これも紙に書いて打合せしてたのに、
ひろぴーが歩くところで止まってて、潤ちゃんの通行妨害してたし、
金ちゃんは歩きすぎてちゃんと歩いてる福ちゃんを追い越そうとするし。
力ちゃんはわざわざマイクから離れて歌ってるのに、副会長やら青井先生やらホテルの人まで
マイクを近づけにきてくれるし、もうおかしくておかしくて

                  

でも、細かいことはおいといて、最後に「川の流れのように」を阪口市長はじめたくさーんの方が
舞台に上がって一緒に歌ってくださって、最高に盛り上がった。
うまくいったよね、とても。多分今までで一番の出来だ。

拍手も笑いも、いっぱいだった。皆さん、温かい手拍子、足拍子ありがとう。
回を重ねるごとに成長し、一層結束していっているって気がするサンリーズ。
これからも、いろいろな方に迷惑をかけながら(いえ、お世話になりながら)、
サンリーズは歌い続けます…。

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